誠もち店の歴史

1960年頃から私の祖母は、近所の人から頼まれると行事用の餅を作っていましたが、徐々に「おいしい」と評判になりました。祖母は事故で片足を失くした夫の世話や育児に追われながらも、材料費や手間賃を過分にもらえるようになったため、きちんと価格を決めて、もち屋を創業しました。

父が店を継ぎ、私は、高校卒業後、飲料関係の会社へ就職しましたが過労で倒れてしまい、家業を手伝うことになりました。自分の新店開店にも着手し、営業に力を入れ販路を拡大し、会社は急成長することができました。27歳の頃には家や工場を建てたり、紆余曲折を経て、現在、本部町山川にある誠もち店の「美ら海工房」では、ヒヌカン(火の神)に供える「うちゃぬく」や「あんもち」、「沖縄のまる焼き」などを製造しています。